歯科クリニックが苦手な方の中には、院内の独特なニオイに苦手意識を持っているという方も少なくありません。
昔に比べるとかなりマシにはなりましたが、少しでもニオイを嗅ぐと不安感や嫌悪感を抱く方は、虫歯治療にも支障が出ます。
今回は、虫歯治療時のニオイが気になる方の対処法について解説します。
鼻栓をする
どうしてもニオイが気になって治療に集中できないという方は、鼻栓をすることを検討しましょう。
鼻栓は本来、鼻から水などの異物の侵入を防ぐためのものです。
水泳や水上競技でよく使用されますが、鼻を塞ぐため虫歯治療時の嫌なニオイも軽減することができます。
ただし、鼻栓をする際は事前に歯科医師に許可を取らなければいけません。
また、虫歯治療中に鼻栓をすると、当然ながら鼻呼吸ができなくなります。
治療中は口を開けている時間が長いため、長時間装着し続けると息が苦しくなって危険です。
マスクにアロマスプレーを使用する
ニオイを軽減するためのアイテムと言えばマスクが挙げられますが、通常のマスクだけではニオイが貫通する可能性が高いです。
そのため、待合室などでマスクをする際は、アロマスプレーを使用したものを装着しましょう。
市販されているアロマタイプのスプレーは、気分転換やリラックス効果をもたらします。
そのため、待合室で気分を落ち着かせた状態で虫歯治療に移れます。
またアルコール成分が気になる方は、アルコールフリーのものを使用することで、より快適な時間を過ごすことができます。
もちろん、虫歯治療を受けるときはマスクを外さなければいけませんが、前もって気持ちを落ち着かせたい方はぜひ使用を検討してください。
歯科医師に相談する
近年歯科クリニックでは高性能な空気清浄機を導入したり、アロマオイルを使用したりして、患者さんがリラックスできるように工夫されていることが多いです。
しかし、それでもニオイが気になるという方は、前もって歯科医師にその旨を伝えておきましょう。
そうすることで、治療時に上記以外の対策を準備してもらえる可能性があります。
例えば、治療方法や使用する薬剤の変更などが挙げられます。
まとめ
歯科クリニックに対する苦手意識は、一度持つとなかなか薄れさせるのが難しいです。
またこのような患者さんは、通常気にならない程度のニオイであっても気になってしまい、大きなストレスを感じます。
そのため、あらかじめ歯科医師にニオイが苦手なことを伝え、さらに自身でもニオイ対策を取ることが望ましいです。
そうすることで、患者さんにとっても歯科医師にとっても、虫歯治療はスムーズに進みます。