【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・予防歯科】よくあるブラッシングの勘違いについて

虫歯や歯周病を予防するための習慣として、毎日のブラッシングは欠かせません。
またブラッシングに関する正しい知識を持っていなければ、適切なデンタルケアができなくなり、虫歯や歯周病の予防効果が半減します。
今回は、よくあるブラッシングの勘違いについて解説します。

目次

食後すぐにブラッシングをしてはいけない

食後すぐにブラッシングをしてはいけないという噂を聞いたことがある方は多いかと思いますが、実際はそのようなことはありません。
むしろ口内の食べカスを除去するには、食後すぐの方が適しています。

食べカスは時間の経過とともに糖に変わり、さらに酸性となって歯を溶かすため、早めに除去するのが望ましいです。

ちなみに食後すぐにブラッシングをしてはいけないという考えが広まったのでは、テレビなどで報道されたことが始まりのようです。
こちらは炭酸飲料に象牙質の試験片を浸し、すぐブラッシングしたときに歯質が失われたという実験が元になっています。

しかし、実際歯は象牙質よりも硬いエナメル質で覆われているため、よほどのことがなければ酸の影響はそこまで受けません。

歯ブラシの毛先が開いたら交換する

ブラッシングに欠かせないアイテムと言えばなんといっても歯ブラシですが、こちらを毛先が開いたタイミングで交換している方は多いかと思います。
しかし、実際は毛先が開く前、1~2ヶ月を目安に交換しなければいけません。

毛先が開いている歯ブラシは、その時点でかなり清掃力が低下しています。
つまり開いていることに気付くタイミングは、すでに清掃力が落ちている歯ブラシである程度ブラッシングを続けたタイミングだということです。

電動歯ブラシは清掃力が高い

普段のブラッシングにおいて、電動歯ブラシを使用している方もいるかと思います。
電動歯ブラシは確かに高性能なものが多く販売されていますが、高い清掃力を発揮するのはあくまで使い方が正しい場合です。

例えば、汚れやすい箇所や磨きたい箇所にしっかりブラシが当たっていなければ、いくら高性能な電動歯ブラシでもしっかりプラークを落とすことができません。

まとめ

冒頭でも触れた通り、毎日ブラッシングを行うのであれば、正しい知識を持って取り組まなければいけません。
また患者さん自身でブラッシングの知識を得るのも良いですが、相談事がある場合は歯科クリニックでブラッシング指導を受けましょう。
ブラッシング指導では、患者さんの悩みや歯並びなどに合わせて、適切なブラッシングの方法や現時点での問題点などに関するアドバイスを受けられます。

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