ホワイトニングの施術は、基本的に歯科クリニックで受けるものです。
しかし、歯を白くしたい方の中には、「一切通院せずにホワイトニング効果を得たい」と考える方もいるでしょう。
このような方におすすめなのは、市販のホワイトニング製品です。
今回はこちらを使用するにあたり、チェックすべき成分について解説します。
ホワイトニング成分
ホワイトニング歯磨き粉など、市販のホワイトニング製品を使用する場合は、まずホワイトニング成分をチェックすべきです。
市販のものに含まれているホワイトニング成分には、主にピロリン酸ナトリウムやポリリン酸ナトリウム、ハイドロキシアパタイトなどが挙げられます。
ピロリン酸ナトリウムは、歯に付着したステインを剥がれやすくし、浮き上がらせる効果があります。
またポリリン酸ナトリウムは、少ない刺激で歯の内部を漂白する効果を高めるとされています。
さらにハイドロキシアパタイトは、歯の表面成分とほぼ同じものであり、歯を傷つけず汚れを吸着しながら除去してくれます。
歯を保護する成分
ホワイトニング製品の中には、歯を保護する成分も配合されていることがあります。
こちらは主にフッ素のことを指していて、使用するのであればフッ素入りのものを選びましょう。
フッ素は歯の再石灰化を助け、エナメル質を強化する作用があります。
ホワイトニング中は漂白成分が歯の表面に影響を与えるため、このような保護成分が配合された製品がおすすめです。
特に知覚過敏の方やエナメル質が弱っている方は、フッ素などの保護成分を含む製品が適しています。
研磨成分
市販のホワイトニング製品を使用する場合、研磨成分が含まれていないかどうかもチェックすべきです。
研磨成分が含まれた製品を継続的に使用すると、歯の表面が削り取られて薄くなり、知覚過敏や虫歯のリスクが高まります。
また研磨成分については、ホワイトニング製品のパッケージにおいて、顆粒や粒状炭酸カルシウム、塩などと表記されていることが多いです。
その他、水酸化アルミニウムや重質炭酸カルシウム、清掃剤などの成分にも注意が必要です。
まとめ
冒頭で、一切通院せずにホワイトニングをしたい方には、市販のホワイトニング製品がおすすめだという話をしました。
しかし本当におすすめなのは、多少通院の手間がかかっても歯科クリニックでホワイトニングを受けることです。
オフィスホワイトニングを受ける場合、当然患者さん自身が使用する薬剤を選ぶ必要はありません。
また安全性を考慮した施術も一任できる上に、市販のホワイトニング製品より高い効果が期待できます。
