【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で虫歯治療】虫歯が引き起こす感染性脳炎とは?

虫歯=口内の病気というイメージを持っている方は多いかと思います。
もちろん、虫歯の主な症状は口内で起こるのですが、治療せずに放置すると全身の症状につながることもあります。
その一つが感染性脳炎であり、こちらは非常に危険な疾患です。
今回は、虫歯が引き起こす感染性脳炎について解説します。

目次

感染性脳炎の概要

感染性脳炎は、ウイルスや細菌といったさまざまな病原体が脳に侵入し、炎症を起こす疾患です。

一般的には、ヘルペスウイルスや日本脳炎ウイルス、ダニ媒介脳炎ウイルスといったものが原因で発症することが多いです。
その他、真菌(カビ)が脳に感染して炎症を起こしたり、原虫や寄生虫が脳炎を引き起こしたりすることもあります。

また虫歯菌も細菌の一つであるため、感染性脳炎を引き起こす可能性があります。

虫歯が感染性脳炎を引き起こす仕組み

虫歯を発症するということは、口内が虫歯菌に感染している状態ということになります。

虫歯はある程度症状が進行すると、自然に治ることはなく、むしろ症状を悪化させていきます。
このとき、虫歯菌が歯茎の血管から血液に入り込み、全身を循環して脳に到達することがあります。

また脳に到達した虫歯菌は、白血球が入り込むことで炎症を引き起こします。
すると、脳に細菌が感染し、膿が溜まる状態(脳腫瘍)になることがあります。
こちらが感染性脳炎です。

感染性脳炎の症状やリスク

虫歯が原因で発症する感染性脳炎は、頭痛や発熱、嘔吐や吐き気といった体調不良を引き起こすことがあります。
発症直後は、このような風邪と似た症状が現れるケースが多いです。

また身体のしびれや痙攣、首の後ろの痛みなどにつながることもあり、慢性化すると日常生活に大きな支障をきたします。
これらの症状は、仕事や学業などにおける集中力を低下させ、睡眠障害などにつながることも考えられます。

さらに、重度の場合は意識障害や言語障害などが現れることもあり、放置すると命に関わることもあります。

ちなみに感染性脳炎が完治したとしても、記憶障害や高次脳機能障害などが後遺症として残る可能性があります。

まとめ

虫歯の治療について、極めて意識が高い方というのは、残念ながら決して多くないのが現状です。
中には長期間歯が傷んでいるにもかかわらず、治療をせずに放置しているという方もいます。
こちらは虫歯の症状を進行させ、歯の喪失リスクを高めるだけでなく、感染性脳炎のような重大な疾患のリスクも高める行動です。
そのため、普段から歯科クリニックで定期検診を受け、少しでも問題があれば治療できる環境を整えておきましょう。

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