【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・予防歯科】桃における虫歯予防効果とは?

桃は中国原産の果物です。
主に果肉が白い白桃と黄色い黄桃に分けられ、明治時代に輸入された水蜜桃を品種改良したものが現在の主な栽培品種です。
では、日本でも良く食べられる一般的なフルーツである桃には、虫歯予防効果があるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。

目次

桃における虫歯予防効果

桃における虫歯予防効果としては、まず口内に残りにくいことが挙げられます。

桃は水分を多く含む上に、食物繊維も豊富です。
そのため、口内に長くとどまることがなく、咀嚼もしやすいです。

口内に糖分が残りやすいと、虫歯菌の活動が活発になり、虫歯のリスクが高まります。
桃はそのような心配がほとんどありません。

また桃の果皮に含まれるカテキンには、口内の細菌の活動を抑える抗菌・殺菌作用があります。
このような作用は、虫歯を引き起こす虫歯菌だけでなく、歯周病菌など別の細菌に対しても力を発揮します。

桃におけるその他のメリット

桃にはカテキンが含まれるという話をしましたが、カテキンには口臭の原因菌の働きを抑える効果も期待できます。
そのため、口臭の強さに悩んでいる方にとってもメリットのあるフルーツです。

またビタミンCやビタミンAなど、虫歯予防に効果的な栄養素も含まれています。
ビタミンCは象牙質を生成して強い歯をつくり、ビタミンAはエナメル質の強化や口腔粘膜の健康維持などに寄与します。

さらに桃は食物繊維が豊富なことから、食後の満腹感を得やすいという特徴もあります。
満腹感を得やすいということは、他に食事を摂る機会が減るということであり、口内の酸化や肥満なども防止できます。

虫歯予防として桃を摂取する場合の注意点

桃に含まれる果糖は、虫歯菌の大好物です。
そのため、大量に食べたり、長時間食べ続けたりするのはNGです。

また糖度の高い桃を食べた後は、通常の桃よりも口内に糖分が残るリスクが高まるため、水分が多いとはいっても食後のブラッシングは欠かせません。

ちなみに桃を食べたときには、口内がピリピリしたり、喉がムズムズしたりといったアレルギー反応が起こることがあります。
こちらは、花粉症を持つ方に起こりやすい症状であり、口腔アレルギー症候群と呼ばれるものです。

アレルギーを防ぐためにも、食べ慣れていない方は少量から摂取するようにしましょう。

まとめ

虫歯予防を行うにあたって、フルーツを積極的に摂るというのは良いことです。
フルーツは栄養が豊富ですし、チョコレートやケーキのように糖分の虫歯のリスクが極めて高いというわけでもありません。
ただし、桃を摂取する際は、食べ方や食べた後のブラッシングに注意すべきです。
もちろん徹底的に虫歯を予防するのであれば、桃以外の野菜などからも栄養素を摂取することが大切です。

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