【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・口腔外科】顎関節症とストレートネックの関係性について

顎関節症は、顎の痛みや不快感、顎関節からの異音などの症状を伴う疾患です。
なかなか治らない場合、頭痛や耳鳴り、めまいや眼精疲労などの症状が出ることもあります。
また顎関節症は、現代病の一つとも言えるストレートネックと深い関係性を持っています。
今回は、こちらの関係性について解説します。

目次

ストレートネックの概要

そもそもストレートネックとは、本来緩やかなカーブを描くはずの首の骨が真っ直ぐになってしまう状態を指しています。
これにより、頭の重さをうまく分散できず、首や肩に大きな負担がかかり、凝りや痛みといった不調を引き起こします。

またストレートネックの主な原因は、スマートフォンの長時間使用やデスクワークです。

スマホやパソコンを使用するときは、うつむいた姿勢になったり頭が前に出てしまったりするため、自然と首への負担が増加します。

さらに高すぎる枕ややわらかすぎる枕を使用することも、首に負担をかけ、ストレートネックを助長します。

顎関節症とストレートネックの関係性

ストレートネックを発症すると、頭が前方に突き出る姿勢になります。
これにより、頭部の重心が前に移動するため、首や肩だけでなく顎の筋肉にも余計な負担がかかります。

またストレートネックの方は頭部を支えるために、首や肩、さらには顎を動かす咀嚼筋が常に緊張した状態になります。
この慢性的な筋肉の緊張が、顎関節の不調を引き起こす原因になります。

さらに、頭の位置がずれると下顎の位置もずれ、噛み合わせのバランスが悪くなります。
特定の歯にばかり負担がかかることで、顎関節症の症状が悪化することが考えられます。

ちなみに顎関節と首の筋肉は、同じ脊髄から出る神経に支配されています。
そのため、顎関節に炎症や不調が起こると、首の神経にも影響が及び、痛みや緊張を引き起こすことがあります。

つまり顎関節症とストレートネックは、相関関係にある疾患だということです。

顎関節症とストレートネックを同時に改善するためには、複数の専門家による連携が必要な場合があります。
具体的には歯科クリニックだけでなく、整形外科や整体院、鍼灸院などへの通院も検討しなければいけません。

まとめ

顎関節症もストレートネックも、単独で発症するだけでも非常に厄介な疾患です。
場合によっては、どちらも同時期に発症することがあり、そうなると日常生活には大きな支障をきたします。
そのため、顎や首、肩などに違和感がある場合は、放置せずすぐに医療機関に相談しましょう。
歯科クリニックでは、スプリント療法など顎関節症の症状を改善する治療を取り扱っていることがあります。

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