今年も早いもので11月に突入し、少しずつ年の瀬も意識するような時期になりました。
また年末年始は、何かと食事を摂る機会が多く、ブラッシングもついおろそかになりやすいため、虫歯には注意しなければいけません。
今回は、年末年始の虫歯治療におけるメリット・デメリットについて解説します。
年末年始の虫歯治療におけるメリット
年末年始に虫歯治療を受けることのメリットは、時間の融通が効くこと、そして待ち時間が少なくなりやすいことです。
普段仕事や子育てなどで忙しい方でも、年末年始の休暇を利用すれば、歯科クリニックに通院できる可能性が高まります。
また年末年始は多くの方が自宅や旅行先などで過ごすため、歯科クリニックに通う方は決して多くありません。
そのため、普段人気でなかなか予約が取れなかったり、とても混雑していたりする歯科クリニックでも通院しやすくなります。
年末年始の虫歯治療におけるデメリット
先ほど年末年始の虫歯治療のメリットについて解説しましたが、実際はデメリットの方が圧倒的に多いです。
そのため、虫歯がある方は年末年始までに治療を終えること、現時点で虫歯がない方は年末年始に発症させないことが大切です。
まず、年末年始は多くの歯科クリニックが休診しています。
そのため、痛みがひどいなどの症状があっても、すぐに診てもらえない可能性が高いです。
また休日や夜間の緊急歯科クリニックは存在しますが、ここでは本格的な治療ではなく、痛みを和らげるための応急処置が中心となります。
例えば、痛み止めの処方などが行われる程度で、虫歯を根本的には治せないケースが多く見られます。
さらに、年末年始にかかりつけ医の治療を受けられるとは限らず、初めて訪れる歯科クリニックの場合は過去の治療経緯がわからないため、複雑な治療は行えません。
ちなみに、年末年始に虫歯治療を受けられたとしても、それによって貴重な休みが消費されてしまいます。
もちろん、虫歯治療中は食事内容もある程度制限されるため、せっかくの楽しい時間が台無しになり、精神的なストレスにもつながります。
まとめ
年末年始に虫歯治療を受けることは可能ですが、基本的には通常通りの治療は行えないと考えておくべきです。
歯科クリニックは休診の可能性が高いですし、開いていても重度の症状などには本格的に対応できません。
また歯科クリニックが年末に休診した場合、そこから1週間程度は通常の診療が開始されないことが多いです。
そのため、これからの時期は特にブラッシングなどのセルフケアを怠ってはいけません。
