世の中には、栄養のある食べ物というものがいくつか存在します。
代表的なものとしては野菜や果物などが挙げられますが、肉類においてはレバーがその代表と言えます。
では、虫歯予防の一環としてレバーを摂取することには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
今回はこちらの点を解説します。
レバーの健康効果について
レバーは“栄養の宝庫”とも呼ばれるほど豊富な栄養があり、健康や美容に関する多くのメリットを持っています。
レバーは肉類の中でも鉄分を豊富に含んでいて、特に豚レバーは鉄分含有量が非常に多いです。
そのため、貧血によるふらつきやだるさの解消に役立ちます。
またレバーには、ビタミンAやビタミンB2など、疲労回復に効果的なビタミン群もたっぷり含まれています。
さらに美肌効果やダイエットのサポート効果、目の健康維持効果なども期待できます。
虫歯予防としてレバーを摂取するメリット
レバーには、ビタミンAが豊富に含まれています。
こちらは粘膜や皮膚の健康を維持し、細菌感染に対する抵抗力を高める働きがあります。
これは、口腔内の健康維持にも間接的に役立ちます。
またレバーの鉄分やビタミンB群は全身の健康維持に不可欠な栄養素で、健康な歯茎や骨の維持をサポートします。
健康な身体は、口腔内の健康維持の基盤となります。
ちなみに、レバーに含まれるタンパク質は歯の主成分の一つであり、健康な歯質を維持するためには重要です。
虫歯予防としてレバーを摂取するデメリット
レバーは虫歯予防にも寄与する食材ですが、調理方法については注意しなければいけません。
レバーを甘辛く煮るなど、砂糖やみりんを多く使用する調理法の場合、料理全体の糖質量が増加して虫歯のリスクを高める可能性があります。
虫歯菌は糖分を栄養源として酸を生成するため、注意が必要です。
その他マリネや酢豚のように酸味の強い料理にする場合も、酸蝕症のリスクが高まることがあります。
またやわらかく調理したレバーは、歯に詰まりやすい傾向にあります。
そのため、食後にしっかりとブラッシングをしなければ、詰まった食べカスが虫歯の原因になることがあります。
まとめ
レバーが虫歯予防に効く食品として挙げられるケースは稀ですが、実際はいくつかの虫歯予防効果を発揮してくれます。
また全身の健康維持に寄与し、良好な口内環境の基盤をつくってくれる食材でもあるため、積極的に摂取することをおすすめします。
ただし、レバーの調理法や食べた後のブラッシングについては、虫歯のリスクを高めないように意識しなければいけません。

