気軽に使用できるデンタルケアグッズの一つに、マウスウォッシュが挙げられます。
ブラッシング後にマウスウォッシュを使用すれば、口内の清掃効果はアップします。
しかし、マウスウォッシュを使用するタイミングには気を付けなければいけません。
今回は、マウスウォッシュを使用した状態での車の運転について解説します。
マウスウォッシュを使用した状態で運転してはいけない?
マウスウォッシュを使用した後は、なるべく車を運転しないことをおすすめします。
多くのマウスウォッシュには、成分の一つとしてエタノールが含まれています。
そのため、使用直後は口内にアルコールが残留します。
この状態でアルコール検知器を使用すると、実際はお酒を飲んでいなくてもアルコールが検出されてしまい、酒気帯び運転という扱いになってしまうことがあります。
マウスウォッシュ使用後に運転する場合の対処法
どうしてもマウスウォッシュの使用後に運転しなければいけない状況になった場合は、水で口をすすぐことをおすすめします。
強めにうがいをすることで、口内のアルコール濃度を下げることができます。
もちろん、時間がある場合はしっかり時間を空け、口内のアルコールをなくすことが大切です。
アルコール検知器協議会によると、マウスウォッシュの使用後は20~30分時間を置いてから検査を受けるべきとされています。
実際代表的なマウスウォッシュ製品である『モンダミン』のQ&Aページでも、10分以上経過すればアルコールはほとんど検出されないとされています。
確実にリスクをなくしたい場合はノンアルコールがおすすめ
酒気帯び運転になってしまうリスクを確実になくしたいという方は、ノンアルコールタイプのマウスウォッシュを使用すべきです。
マウスウォッシュの中には、運転前でも安心して使用できる、一切エタノールが含まれていない製品があります。
ただし、ノンアルコールタイプは刺激が少ないため、使用後の清涼感は若干低めになっています。
またアルコール配合タイプと比べて、ノンアルコールタイプは薬用成分の効果が穏やかになる可能性があるとされています。
まとめ
マウスウォッシュは便利な製品ですが、アルコール配合のものは使い方に注意しましょう。
特に、夜間急に車に乗る可能性がある方は、安易に使用すべきでなはいと言えます。
もし酒気帯び運転に該当してしまうと、3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科され、90日間免許が停止します。
「お酒を飲んでいない」と弁明することはできないため、頻繁に車に乗る方はノンアルコールタイプも使用も検討しましょう。

