子どもを歯科クリニックに通わせる場合、まず通うところを決めるところから始まります。
このとき、最初に通った歯科クリニックをかかりつけ医にしておくことで、今後さまざまなメリットが生まれます。
今回は、具体的にどのようなメリットがあるのかについて解説します。
継続的な口内の健康管理
早めに子どものかかりつけ医を持っておくことのメリットとしては、まず継続的な口内の健康管理につながることが挙げられます。
子どもの口の中は、歯が生えたり生え変わったり、顎が成長したりと日々変化します。
かかりつけ医は、子どもの成長過程を継続的に把握し、その時期に合わせた適切なケアやアドバイスを提供してくれます。
またアレルギーの有無や過去の治療歴、生活習慣といった情報が一ヶ所に蓄積されるため、もしものときでも素早い対応や的確な診断が受けられます。
さらに、日頃の状態をよく知っているため、虫歯の初期兆候や歯並び・顎の小さな変化にも気づいてくれます。
子どもの精神的な安心
子どものかかりつけ医を持っておくことのメリットとしては、子どもの精神的な安心を得られることも挙げられます。
痛みのある治療ではなく、検診や予防処置のために定期的に歯科クリニックに通うことで、子どもは歯科クリニックという場所に慣れ、恐怖心を和らげることができます。
また毎回同じ歯科医師やスタッフが対応してくれるため、信頼関係も築きやすくなります。
さらに慣れ親しんだ環境であれば、万が一治療が必要になった場合でも、子どもが安心して治療を受けやすくなります。
全身の健康や将来的なメリット
全身の健康や将来的なメリットを得られることも、子どものかかりつけ医を持っておくことの利点と言えます。
小さい頃から顎の成長をチェックすることで、歯並びの問題に早い段階で対応でき、必要に応じて適切な矯正治療の開始時期を判断できます。
また定期的な通院を通じて、正しいブラッシングの方法や食生活のアドバイスを受けることができます。
こちらは子ども自身が口腔衛生に関する意識を高め、健康的な習慣を身に付けるきっかけになります。
まとめ
子どもを歯科クリニックに通わせる年齢は、歯が生え始める生後6ヶ月～1歳頃が推奨されています。
またこのとき選んだ歯科クリニックをかかりつけ医にすることで、子ども自身はもちろん、親御さんも安心して今後の治療や検診を受けさせることができます。
ただし、最初に選んだ歯科クリニックに不満がある場合は、子どもの物心がつく前に別の歯科クリニックに切り替えても構いません。
