顎変形症は、主に遺伝によって発症するものであり、場合によっては指しゃぶりや舌を出す癖などが関係することもあります。
また、こちらを放置すると歯や顎に負担がかかるため、歯科クリニックで治療しなければいけません。
今回は、顎変形症の治療方法や期間に関することを解説します。
顎変形症は矯正治療で治せるのか?
軽度の顎変形症であれば、歯科クリニックでの矯正治療によって改善が見込めます。
矯正治療は、歯並びを整える治療と認識されていることも多いですが、歯を支えている骨を正しい位置に移動させることも可能です。
また、このとき用いられる矯正治療は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正といったものであり、これらの装置で歯並びと噛み合わせを整えます。
ただし、顎骨のズレが大きい場合は、矯正治療に加え、顎の骨を切って適切な位置に移動させる手術が併用されます。
外科手術を伴う場合の治療の流れは?
ある程度症状が重い顎変形症を治療する場合は、以下の4つの治療を段階的に行います。
・術前矯正治療
・顎矯正手術
・術後矯正治療
・保定期間
術前矯正治療は、いわば外科手術を行うための診断も兼ねた矯正治療であり、顎矯正手術は、全身麻酔で行われる外科手術で、約10日間の入院が必要です。
その後、治療後には噛み合わせを微調整し、しっかりとした噛み合わせに仕上げるための術後矯正治療が行われ、矯正治療のワイヤーなどが除去された後は、歯並びの安定化をはかるための保定装置を装着します。
これらの治療は、トータルで3~4年を要します。
顎変形症を治療した後の過ごし方は?
顎変形症の治療後、骨がキレイにくっつくまでには、およそ2ヶ月かかります。
もちろん、前述の通り、術後も矯正治療を行うため、矯正装置をすぐに外すことはできません。
また、退院後も保定装置などを装着するなど、さまざまな制約がありますが、特に顎間固定をしている場合は、その制約が大きくなります。
顎間固定とは、上の歯列と下の歯列をワイヤーやゴムなどで固定するものであり、こちらの期間中は、口を開けることも噛むことも噛むこともできません。
そのため、食事はミキサー食あるいは市販の流動食に限定されます。
まとめ
ここまで、顎変形症の治療方法や期間に関することを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
顎変形症は、矯正治療だけでなく、症状に応じて外科手術を採用するなど、さまざまな方法で治療が行われます。
また、治療中は身体の負担が大きくなることもあり、治療後についても、従来の生活に戻るまでには、ある程度時間がかかることが予想されます。