顎関節症を発症すると、顎周辺にズキズキとした痛みが出るようになります。
またそれだけでなく、開口障害といって口を思うように開けられない症状も見られます。
口を開けられないというのは、日常生活に大きな支障を与える症状です。
今回は、こちらの症状の主なデメリットについて解説します。
食事内容に制限が出る
顎関節症で口が開けられなくなると、必然的に食事の内容は制限されます。
具体的には、硬いものやサイズの大きいものなどは食べられなくなります。
せんべいやフランスパンなどの硬いものは、しっかり噛まなければ細かく砕くことができません。
口をうまく開けられない場合、咀嚼時には痛みが発生する可能性が高いため、基本的には硬いものを避ける必要が出てきます。
また大きく口を開けて食べるハンバーガーなども、開口障害が見られる場合は食べるのが困難です。
会話に支障が出る
顎関節症を発症し、口をうまく開けられない状態だと、会話にも支障が出やすくなります。
発音の際は、適宜口を開閉することにより、正しい音で声を発することができます。
しかし口が思うように開けられないと、発音が悪くなり、相手に言葉が伝わりにくくなります。
また対人関係において意思疎通がしにくくなると、話すことが不安になったり、億劫になったりします。
そのため次第に話すこと自体を避けるようになり、周囲とのコミュニケーションが取れず、孤立してしまう可能性もあります。
ちなみに話す機会が減少すると、表情筋の衰えやストレスなどにより、顎関節症の症状が進行するという悪循環に陥ります。
食事の美味しさが半減する
先ほど口を開けられない場合は、食事の制限が多くなるという話をしました。
また比較的問題なく食べられるものであっても、食事の美味しさは半減することが予想されます。
なぜなら、食材は咀嚼をすることにより、初めて本来の味を引き出すことができるからです。
開口障害によって咀嚼回数が少なくなると、食品成分中の分子やイオンが十分に溶出されません。
そのため、舌にある味蕾という器官が溶出した化学物質を感知しづらくなり、何を食べても美味しく感じにくくなります。
まとめ
顎関節症を放置していると、顎のずれや変形、顔面骨格の歪みなどを引き起こします。
また頭痛や肩こり、耳の痛みやめまいといった全身症状にもつながるため、症状がある方は早急に歯科クリニックに相談しなければいけません。
歯科クリニックでは、就寝中にスプリントというマウスピースを装着する方法など、さまざまな顎関節症の治療法が提供されています。