虫歯を徹底的に予防するには、日々の食事から摂取する栄養素を意識する必要があります。
具体的にはカルシウムやビタミン類、タンパク質などの摂取が求められますが、その他の有効な栄養素として亜鉛が挙げられます。
今回は、虫歯予防に亜鉛が効果的な理由を中心に解説します。
亜鉛の概要
亜鉛は動物性食品に含まれるミネラルの一種で、人間の体内に約2gあり、血液や皮膚などに多く存在します。
その他にも骨や腎臓、肝臓や脳、髪の毛など新陳代謝が盛んな細胞に多く存在し、男性の場合は前立腺にもっとも多く存在します。
また体内の亜鉛の95%以上は、細胞内に存在し、新陳代謝を助けています。
ちなみに、亜鉛は微量ミネラルの中でも、もっとも欠乏しやすい栄養素です。
特に偏った食事をしているダイエット中の方、食べる量が少ない高齢者の方などは不足しがちです。
亜鉛が虫歯予防に効果的な理由
亜鉛には免疫力を高める効果があるため、摂取することで虫歯菌や歯周病菌から歯を守ってくれます。
また抗酸化作用があることも、亜鉛が虫歯予防に効果的な理由です。
抗酸化作用は、酸化によって引き起こされる細胞の劣化、炎症を抑える働きです。
亜鉛は虫歯の原因菌であるミュータンス菌を抗菌し、虫歯になりにくい歯をつくってくれます。
ちなみに、亜鉛には歯周病から発生する炎症性サイトカインであるTNF-αの抑制作用があります。
そのため、歯周病の症状も緩和してくれます。
亜鉛が豊富に含まれる食材
亜鉛は魚介類や肉類、種実類や穀類などに多く含まれ、野菜や果物にはあまり含まれていません。
魚介類でいうと、圧倒的に含有量が多いのは牡蠣であり、その他煮干しやタラコ、ホタテなどにも豊富に含まれています。
肉類では牛肉や牛レバー、鶏レバーなどの含有量が多く、チーズや卵などの動物性食品からも摂取できます。
また納豆やカシューナッツ、アーモンドなども、亜鉛の含有量が多い食材として知られています。
穀類では、お米やそばなどに含まれていますが、こちらはそれほど含有量が多くありません。
ちなみに、亜鉛は他の栄養素の作用で吸収率が低下することもあるため、確実に摂取したい場合はサプリメントで補うことをおすすめします。
まとめ
食生活から虫歯予防をしたいという方は、日々の食事に亜鉛が含まれる食材を採り入れてみましょう。
ただし、同じ栄養素ばかり摂取するのは良くありません。
虫歯予防をするにあたって大切なのは、虫歯予防効果のある栄養素をバランス良く摂取することです。
肉や魚、野菜などさまざまなジャンルの食材を摂取することで、おのずと摂取できる栄養素も多くなります。