子どもの虫歯を予防するために、親御さんはブラッシングのサポートをしなければいけません。
またブラッシングだけでなく、食べさせるものにも気を遣う必要があり、特に野菜は意識して食べさせることが望ましいです。
今回は、苦手な子どもが多い虫歯予防に効く野菜について、スムーズに食べさせる方法を解説します。
ピーマン
ピーマンは、歯や歯茎の健康維持と再生を促進するビタミンCが豊富な野菜です。
そのため、日々の食事に採り入れるべきですが、苦味があることから苦手な子どもも多いです。
ピーマンを食べさせるのであれば、なるべく茹でたものを食べ与えるようにしましょう。
ピーマン特有の苦みや青臭さは、茹でることである程度軽減されます。
また冷凍保存したり、炒めて油でコーティングしたりすることでも、同じような効果を発揮します。
ちなみにピーマンを茹でたり炒めたりするときは、食感が消えないよう少し火を通す程度でOKです。
セロリ
セロリも、癖の強い風味から苦手な子どもが多い野菜です。
しかしセロリは歯応えがあるため、唾液の分泌が促進され、口内の酸性度を中和してくれる働きがあります。
そのため、なるべく子どもの食生活には採り入れたいところです。
セロリの香りや青臭さは、葉の方が強い傾向にあります。
これらは炒めるなど加熱することで軽減できるため、じっくりと火を通すことをおすすめします。
また茎の部分については、包丁などで太い筋を取り除くことで、生でもある程度食べやすくなります。
香りが抑えられ、なおかつ食感もある程度残せるという意味では、かき揚げなどの揚げ物もおすすめです。
しいたけ
しいたけには、歯の脱ミネラル化を防ぐ成分が含まれているため、虫歯予防効果が期待できます。
またしいたけにはビタミンDも豊富に含まれているため、健康な歯をつくるカルシウムの吸収を助けてくれます。
もし子どもがしいたけをあまり食べてくれないのであれば、細かく刻んでひき肉料理に混ぜる方法がおすすめです。
ミートソースやハンバーグ、シューマイや餃子といった子どもが好みやすいものに入れることで、効率的にしいたけを摂取させられます。
まとめ
野菜は健康な身体をつくるにあたって欠かせないものであり、なおかつ虫歯予防効果を持つものも多く存在します。
そのため、親御さんは子どもが食べやすい調理方法で、たくさんの野菜を食べさせることを意識しましょう。
もちろん、より虫歯予防効果を高めたいのであれば、乳製品や肉・魚、海産物や大豆製品などもバランス良く食べ与えることが大切です。