梅雨が明けると、日本全国にはいよいよ本格的な夏がやってきます。
また夏はジュースやアイスなどを摂取する機会が増えることから、虫歯になりやすい季節とされていますが、他にも虫歯の原因はいくつかあります。
今回は、夏に虫歯を発症しやすくなる意外な理由について解説します。
免疫力が低下する
夏場はいわゆる夏バテの影響から免疫力が低下しやすく、虫歯を発症しやすくなります。
夏バテの要因は、主に気温差による自律神経の乱れや食欲不振による栄養不足、強い紫外線などです。
また夏バテは免疫力の低下を招き、風邪などの症状にもつながりやすくなります。
さらに、虫歯は虫歯菌による感染症の一種であるため、免疫力が下がると身体が虫歯菌に抵抗できなくなります。
その結果、虫歯を発症する可能性が高まります。
ちなみに、歯周病も歯周病菌による感染症のため、夏バテによって発症のリスクが高くなります。
お酒を飲む機会が増える
暑い夏は、キンキンに冷えたビールやチューハイといったお酒を飲む機会が増加します。
こちらも虫歯につながりやすい理由の一つです。
アルコールそのものが虫歯を引き起こすことはありませんが、お酒に含まれる糖分は虫歯菌の大好物です。
そのため、摂取する機会が多ければ多いほど、虫歯を発症しやすくなります。
またビールやチューハイなど夏場に飲まれやすいお酒は、原料に酵母を加えることで、アルコールを発酵させてつくる醸造酒です。
醸造酒は糖分が多い飲み物として知られているため、美味しい季節だからといって飲みすぎには注意が必要です。
ちなみに醸造酒には日本酒なども含まれるため、冷酒の飲みすぎにも気をつけましょう。
間食が増える
こちらは特に子どもに言えることですが、夏場はどうしても間食が増える傾向にあります。
なぜなら、夏休み中の子どもは家にいる機会が多くなるからです。
例えばアイスなどの甘いお菓子を間食として食べる機会が多いと、虫歯のリスクは一層高まります。
さらに間食の頻度が多い場合、口内が酸性に傾く時間が長くなり、これも虫歯の原因になります。
ちなみに夏休み中、子どもと一緒に過ごす親御さんも、同じように間食が増えないように注意しなければいけません。
まとめ
夏は虫歯になりやすい季節であり、夏を過ごす前にはこちらの理由を把握しておかなければいけません。
またいつも以上に丁寧にブラッシングを行い、虫歯のリスクを軽減させることも大切です。
ブラッシングを徹底していれば、多少免疫力が落ちたり、甘いものやアルコールを摂取したりしても、そう簡単に虫歯を発症することはありません。