ビュッフェは、お客さんが自分で料理を取り分ける形式の食事スタイルです。
日本ではビュッフェレストランの他、ホテルなどでも提供されていることが多く、好きな方も少なくないでしょう。
しかし、ビュッフェ形式の食事は虫歯リスクが高いです。
今回はこちらの理由について解説します。
ビュッフェは食事時間が長引くことが多い
ビュッフェ形式で提供される食事は、制限時間内であれば食べ放題のケースがほとんどです。
また制限時間は提供する店舗によって異なりますが、1時間以上に設定されるケースも少なくありません。
つまり、ビュッフェ形式の場合は1時間近く食事をし続けるということです。
食事の時間が長ければ長いほど、口内は酸性に傾き、歯の表面が溶けやすい状態になります。
そのため、通常の食事と比べて虫歯リスクも高まりやすいです。
ビュッフェでは甘いものも多く提供される
ビュッフェ形式の食事の魅力は、ご飯やパン、麺類や揚げ物、サラダなどさまざまな種類の料理が楽しめることです。
またデザートやジュースなど、甘いものも多く提供されていますが、これらは虫歯のリスクを高めます。
糖分は虫歯菌のエサとなり、酸を生成して歯を溶かすため、摂取量が多いほど虫歯を発症しやすくなります。
特に、デザート専門のビュッフェレストランの場合、1時間以上も甘いものを食べ続けることになります。
こちらは、普段甘いものを食べるとはけた違いなくらい、虫歯のリスクを上昇させてしまいます。
ビュッフェで提供されるものは味が濃いものや乾燥しているものも多い
ビュッフェ形式のレストランでは、焼き物や揚げ物などのメインディッシュも楽しめますが、これらの中には味が濃いものも多いです。
味が濃いものは、砂糖や甘味料が多く含まれていることが多かったり、酸性のものが多かったりします。
そのため、摂取量が増えることで、必然的に虫歯のリスクは上昇します。
またビュッフェ形式で提供される料理には、大皿に置かれた状態で長い間放置され、乾燥しているものも見られます。
このようなものばかり食べていると、口内の水分を奪われてしまい、唾液の自浄作用が軽減します。
まとめ
ビュッフェは自由に好きなものが食べられるため、高い満足感を得られます。
しかし食べている時間が長かったり、虫歯になりやすいものを摂取する機会が増えたりするため、虫歯予防の観点で言うと決して良いものではありません。
そのため、頻繁に通っているという方は、少し頻度を減らすことをおすすめします。
またビュッフェ形式の食事を終えた後は、丁寧にブラッシングをしましょう。