ハーブティーは、ハーブと呼ばれる植物の花や葉、茎や根などを乾燥させ、お湯を注いで抽出した飲み物です。
さまざまなハーブの種類があり、それぞれ期待できる効果が異なります。
またハーブティーの中には、歯周病予防が期待できるものもあります。
今回はこちらの種類や、飲み方の注意点などを解説します。
歯周病予防効果のあるハーブティー
ハーブティーには多くの種類がありますが、中でも歯周病予防が期待できるのはカモミールティーやペパーミントティー、セージティーやタイムティーなどです。
カモミールティーは代表的なハーブティーの一つであり、抗炎症作用を持っています。
そのため、定期的に飲むことで歯茎の炎症を予防することができます。
またペパーミントティーには抗菌・殺菌作用があり、歯周病菌が繁殖するのを抑制してくれます。
さらにセージティーは、口内環境を清潔に保つことができますし、タイムティーは歯周病だけでなく口臭予防の効果も期待できます。
ハーブティーのその他のメリット
ハーブティーは歯周病を予防できるだけでなく、他にもたくさんのメリットがあります。
カモミールなどのハーブは、ストレスや不安を和らげ、心を落ち着かせる効果があります。
またペパーミントなどには、消化を助け、胃腸の不調を改善する効果も期待できます。
さらに免疫力を高め、風邪予防や体調を整える効果があったり、美肌効果や老化防止効果が期待できたりするものもあります。
その他、安眠効果や疲労回復効果、デトックス効果などを求めている方にもハーブティーはおすすめです。
歯周病予防としてハーブティーを飲む際の注意点
歯周病予防としてハーブティーを飲む場合、砂糖を入れてはいけません。
砂糖は歯周病菌だけでなく虫歯菌も増殖させてしまい、口内環境を悪くする原因になります。
またハーブティーはあくまで補助的な役割であり、重度にまで悪化した歯周病を完治させることはできません。
明らかに歯がぐらついているなど、重度の症状が見られる場合は、歯科クリニックでの診断と適切な治療が必要です。
そのため、歯科クリニックに通う暇がないからといって、ハーブティーで乗り切ろうとしてはいけません。
まとめ
ハーブティーを普段から飲んでいれば、何もしていない方に比べて歯周病のリスクを軽減させることができます。
またハーブティーには、快適な毎日を送るために必要な効果がいくつも存在します。
しかし、薬と同じように、ハーブティーで歯周病を治すことはできません。
そのため、歯茎の腫れや炎症がひどい場合は、しっかり治療の時間を確保する必要があります。