親御さんにとって、子どもの仕上げ磨きは非常に重要な作業です。
仕上げ磨きの内容によって、子どもの歯の将来性や、今後積極的にブラッシングをしてくれるかどうかが決定します。
しかし、子どもの仕上げ磨きにはかなりの時間を要することもあります。
今回はこちらの主な原因と対策について解説します。
歯ブラシや歯磨き粉の感触、味が苦手
仕上げ磨きに時間がかかる理由としては、まず子どもが歯ブラシや歯磨き粉の感触、味に苦手意識を持っていることが挙げられます。
歯ブラシや歯磨き粉については、子どもに合ったものを選択しなければいけません。
例えば歯ブラシであればヘッドが小さく、キャラクターのデザインが施されているもの、歯磨き粉は刺激の少ないものがおすすめです。
また歯磨き粉の量が多く、口内が泡立ちすぎることでも、子どもは嫌がるケースがあります。
このような場合は、歯磨き粉の量を調整して対応しましょう。
ちなみに徐々に仕上げ磨きに慣れさせるためには、最初は何もつけずに磨く方が良いです。
磨き残しが気になる
仕上げ磨きに時間がかかる場合、子どもではなく親御さんが原因になっている可能性もあります。
中でも磨き残しが気になってしまう親御さんは、ついつい時間をかけて仕上げ磨きを行いがちです。
磨き残しが気にならないようにするには、まず磨く順番をしっかり決めることが大切です。
具体的には歯の表面や裏面、側面や噛み合わせ面を上から順番に磨いていきます。
また同じ場所を20回程度丁寧に磨くことも大切です。
ちなみに磨き残しがないか目で確認したい場合は、子どもにも使用できるプラークの染め出し液を使用しましょう。
単純にブラッシングを嫌がる
単純に子どもがブラッシングの時間を退屈に感じたり、口内にものを入れられるのが嫌だったりすることで、仕上げ磨きに時間がかかることもあります。
このような場合は歌を歌ったり、ゲーム感覚で磨いたりして、歯磨き=楽しいというイメージを持ってもらうことが大切です。
また親御さんが一緒に磨くことでも、子どものモチベーションアップにつながります。
さらに、安価なおもちゃなどブラッシングのご褒美を用意する方法も有効です。
まとめ
子どもの仕上げ磨きは、丁寧かつスピーディーに行わなければいけないものです。
あまりに時間がかかりすぎると、子どものブラッシングに対する苦手意識はどんどん高まってしまうおそれがあります。
そのため時間がかかっているという自覚がある親御さんは、前述した対策を採り入れ、なるべく子どもの負担を軽減させてあげましょう。