【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・口腔外科】顎関節症の応急処置の冷却シートは使用できる?

顎関節症の症状が現れた場合、早急に歯科クリニックに連絡し、検査を行ってもらう必要があります。
しかし、都合が悪くすぐ歯科クリニックに通えない場合は、とりあえず応急処置を施さなければいけません。
今回は、顎関節症の応急処置において、冷却シートは使用できるのかについて解説します。

目次

冷却シートが有効なケース

冷却シートは、発熱時におでこに貼り付け、熱を吸収するためのものです。
こちらは急な顎関節の強い痛みや、顎関節周辺に炎症がある場合に有効です。

具体的には、患部を冷やすことで炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。

また冷却シートを使用するタイミングとしては、顎の動きが悪くなった直後や、急に痛みが強くなったときが適しています。
あらかじめ冷却シートを冷蔵庫で冷やしておくと、高い抗炎症作用や鎮痛作用を発揮します。

冷却シートが不向きなケース

顎関節症の症状が出ているからといって、必ずしも冷却シートの使用が有効とは限りません。
例えば顎周りの筋肉が慢性的に緊張している場合や、こわばっている場合には不向きです。

つまり、すでにある程度の期間顎関節症の症状が続いているという方は、冷却シートを使用すべきではないということです。

このような場合、冷やすことで筋肉がさらに収縮し、血行が悪化して症状が進行することが考えられます。

また慢性的な筋肉の緊張がある場合は、温かいタオルなどで患部を温め、筋肉の緊張をほぐす方が効果的です。

顎関節症の方が冷却シートを使用する場合の注意点

冷却シートは、あくまで顎の痛みが強い場合などに応急処置として用いるものです。
そのため、顎関節症の根本的な治療にはなりません。

症状が続く場合は、歯科クリニックや口腔外科を受診しましょう。

また冷却シートは、炎症を起こしている顎関節周辺(耳の下あたり)や頬に当てる方法が効果的です。

ちなみに、ケアの方法について迷う場合は、自己判断せず歯科医師に相談するのがもっとも重要です。
直接来院する時間がなかったとしても、電話で問い合わせをすれば、適切な応急処置の方法をレクチャーしてくれる可能性があります。

まとめ

顎関節症は突如として症状が現れることがあるため、非常に厄介です。
しかし、自宅に冷却シートを常備しておけば、症状が出た場合でも一時的に緩和できる可能性があります。
もちろん、冷却シートの効果が発揮されない場合や、使用することでかえって症状が悪化することも考えられます。
そのため、すぐには歯科クリニックに通えない場合でも、真っ先に予約は取っておくべきです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次