【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・予防歯科】虫歯予防に効果的なカリウムとは?

虫歯予防に必要な栄養素として一般的なのは、カルシウムやフッ素といったミネラルの一種です。
また他にも摂取したいミネラルの一つに、カリウムというものがあります。
今回は、カリウムの概要や具体的な虫歯予防効果、カリウムが多く含まれる食品などについて解説します。

目次

カリウムの概要

カリウムは、人間の身体に不可欠なミネラルの一種です。

摂取することで体内のナトリウム量とバランスを取り、ナトリウムの排出を促すことで血圧を下げる働きがあります。
また神経細胞の興奮と抑制を調整し、神経信号が適切に伝わるようにサポートを行います。

さらに心臓の筋肉を含む全身の筋肉の収縮を行ったり、細胞内の水分量を正常に保ち、脱水状態を防いだりしてくれます。

カリウムの虫歯予防効果

カリウムには前述した働きとあわせて、虫歯予防効果も期待できます。

カリウムは、血液が酸性に傾くのを防ぐ役割があります。
血液が酸性に偏りすぎると、歯や顎の骨からカルシウムが溶け出してしまい、骨が弱くなることが考えられます。
カリウムはこれを防ぎ、歯を支える顎の骨の健康を保ちます。

またカリウムは体内のカルシウムの利用効率を高める効果もあり、虫歯予防に欠かせない栄養素をより吸収しやすくしてくれます。

さらに、カリウムによって血液の酸性度が調整されることで、プラークの蓄積を防ぐ効果も期待できます。

ちなみにカリウムは、歯や歯茎などの歯周組織に栄養を運ぶのをサポートしてくれる役割もあります。

カリウムを多く含む食品

虫歯予防の一環としてカリウムを摂取する際は、やはり含有量が多い食材を摂取するのが効率的です。

例えば果物で言えば、バナナやプルーンなどに多く含まれます。
また野菜ではサツマイモやジャガイモなどのイモ類、トマトやホウレンソウ、アボカドなどから摂取することをおすすめします。

さらに、アーモンドやクルミなどのナッツ類、豆類からもカリウムを摂取することが可能です。

ちなみに腎機能が低下している場合、カリウムが体内に蓄積し、高カリウム血症になることがあります。
高カリウム血症は、神経筋症状や心臓への影響、消化器症状などを伴う疾患です。

まとめ

虫歯予防のための栄養素といえばやはりカルシウムですが、その他の栄養素もバランス良く摂取しなければ、徹底的に虫歯を防ぐことはできません。
今回解説したカリウムはもちろん、フッ素やマグネシウム、ビタミンDなどを摂取することで、虫歯に強い歯がつくられます。
また豊富な栄養素の摂取は、歯周病やその他の全身疾患の予防にもつながる可能性があります。

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