【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・口腔外科】アレルギー性口内炎とは?

口内炎と言えば、栄養不足などによって引き起こされるものがイメージされやすいです。
このような一般的な口内炎はアフタ性口内炎と呼ばれるものですが、実は口内炎には他にもさまざまな種類があります。
その一つが、アレルギー性口内炎です。
今回は、アレルギー性口内炎の概要や主な原因、対処法などについて解説します。

目次

アレルギー性口内炎の概要

アレルギー性口内炎は、名前の通りアレルギー反応によって口内の粘膜に炎症が起こるものです。

症状は頬の内側や唇、舌などに白い潰瘍ができるというもので、アフタ性口内炎と似ています。

また潰瘍の周囲が赤く腫れたり、痛みを伴ったりすることもあります。
さらにアレルギー反応によっては、口内だけでなく全身に発疹が現れることも考えられます。

アレルギー性口内炎の主な原因

アレルギー性口内炎の主な原因としては、金属アレルギーや食物アレルギー、薬物アレルギーなどが挙げられます。

金属アレルギーは、歯科治療で使用する詰め物や被せ物の金属に反応して発症するものです。
また食物アレルギーの場合、トマトやキウイといった特定の食べ物を摂取したとき、それに反応してアレルギー性口内炎が形成されます。

さらに薬物アレルギーは、抗生物質や解熱剤など、服用した薬に対するアレルギー反応です。

ちなみに、歯磨き粉に含まれる界面活性剤など、特定の成分が合わないことによってアレルギー性口内炎を発症することもあります。

アレルギー性口内炎の対処法

アレルギー性口内炎を発症した際は、すぐに歯科クリニックに相談し、原因が判明したらそのアレルゲンを取り除くことが重要です。
例えば銀歯などの金属にアレルギー反応を示している場合、メタルフリーの素材に交換してもらうなどの治療が必要です。

またアレルギーの原因が特定できない場合は、医療機関でパッチテストなどのアレルギー検査を受けることが有効です。
パッチテストは、アレルギーの原因となる物質を特定するための検査で、原因と考えられる製品や化学物質を背中や腕に貼り付け、48時間後に皮膚の反応を調べます。

ちなみに全身の皮膚に炎症が出たり、高熱が出たりしている場合は、早急な医療機関での治療が必要になります。

まとめ

口内炎は生活の質を大きく低下させるものであり、決して放置して良いものではありません。
またアフタ性口内炎のように、自然に治癒していく可能性があるものであればまだ良いですが、アレルギー性口内炎はそうはいきません。
アレルギーの原因となるものを摂取したり使用したりしている以上、基本的に症状は消えないため、異変を感じた場合はすぐに診察してもらいましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次