【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・予防歯科】薬用炭のメリット・デメリット

ブラッシングをする際、稀に何もつけずに磨く方もいますが、ほとんどの方は歯磨き粉を使用するかと思います。
また歯磨き粉の成分は製品によってさまざまであり、中には薬用炭というものが含まれた製品もあります。
今回は、薬用炭の概要と口内環境に与えるメリット・デメリットについて解説します。

目次

薬用炭の概要

薬用炭は、医薬品として品質基準が定められた活性炭の一種で、主に消化不良や下痢、毒物の中毒治療などに用いられるものです。

具体的には消化不良や腸内発酵によって生じた有害物質やガスを吸着し、便とともに排出することで腸内環境を整えます。
また腸内の腐敗物質を吸着するため、下痢止めとしても使用されますし、食中毒など毒物が体内に入ったときにその毒素を吸着し、体外への排出を促します。

さらに、薬用炭は口内環境に対しても効果を発揮します。

薬用炭のメリット

薬用炭は吸着力が極めて高いため、コーヒーや紅茶、ワインなどによる歯の表面の着色汚れを取り除くのに役立ちます。

また細菌やニオイの原因となる物質を吸着する特性により、口臭の軽減にも役立つと考えられています。

さらに、口内にはpHレベルというものがあり、こちらの数値が低ければ低いほど口内は酸性であることを示しています。
薬用炭には口内のpHレベルを上げる、つまり酸性度を下げる役割があり、プラークの除去を助けたり、歯が溶けるのを防いだりしてくれます。

薬用炭のデメリット

薬用炭は歯磨き粉から手軽に摂取できますが、研磨剤として使用するため、日常的に使用すると歯の外側のエナメル質を磨耗させてしまう可能性があります。
エナメル質が摩耗すると、その下の組織である象牙質が露出し、結果的に歯がより黄ばんで見えたり知覚過敏を引き起こしたりすることが考えられます。

また多くの薬用炭入りの製品には、虫歯予防に不可欠なフッ素が含まれていません。
そのため、フッ素入りの歯磨き粉と併用しなければ、虫歯のリスクが高まる可能性があります。

さらに、薬用炭の粒子が歯茎の隙間や詰め物の周りに詰まり、刺激を与えたりかえって黒ずみとして残ったりすることも懸念されます。
歯の審美性を上げたい方にとって、こちらは大きなデメリットです。

まとめ

薬用炭は決して危険な成分ではなく、歯磨き粉などのデンタルケア製品に含まれていることも多いです。
また口内環境にさまざまなメリットをもたらしてくれますが、使用するからにはデメリットも把握しておかなければいけません。
もし使用するのであれば、デメリットを補うために別の歯磨き粉やマウスウォッシュなどを併用することをおすすめします。

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