【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・小児歯科】シーラントをおすすめできない子どもとは?

シーラントは、代表的な小児歯科における処置の一つです。
歯の溝を樹脂で埋めることにより、虫歯のリスクを減らすことが可能です。
しかし、残念ながらこちらの施術はすべての子どもに適しているというわけではありません。
今回は、シーラントをおすすめできない子どもの特徴について解説します。

目次

既に初期虫歯が進行している

シーラントは、まだ虫歯になっていない健全な歯の溝を塞ぐためのものです。
もし見た目には分かりにくくても、溝の奥ですでに虫歯が始まっている場合、その上から蓋をしてしまうのは非常に危険です。

密閉された空間で虫歯菌が繁殖し続け、外側からは気づかないうちに内部で大きな空洞を作ってしまう“隠れ虫歯”を誘発する恐れがあるからです。

歯科クリニックでの診断により、削る必要があるレベルの虫歯が見つかった場合は、シーラントではなく適切な充填治療を優先すべきです。

口をじっと開けていられない

シーラントの処置を成功させる最大の鍵は、施術中の唾液を入れないことです。

シーラント材は水分に非常に弱く、歯に接着させる際に少しでも唾液が混じると、すぐに剥がれたり隙間ができたりします。
そのため、治療中に激しく動いてしまう、または口を長時間開けていられない年齢の子どもの場合、不完全な処置になりがちです。

また中途半端に剥がれたシーラントの隙間に汚れが溜まると、かえって虫歯のリスクを高める結果になります。
無理に処置を急ぐよりは、子どもが歯科治療に慣れ、静止できるようになるまでフッ素塗布などで経過を見る方が賢明な判断となる場合があります。

定期的に通うのが難しい

シーラントは一度行えば一生安心という魔法の処置ではありません。
日々の激しい咀嚼によって、一部が欠けたり、すり減ったりすることはよくあります。

定期検診を受けられない環境にある子どもの場合、欠けた部分から虫歯が侵入しても気づくことができず、結果としてシーラントが逆効果になるリスクがあります。

シーラントを維持するには、3〜6ヶ月に一度のチェックで「欠けていないか」「段差ができていないか」を確認し、必要に応じて修復することが不可欠です。
家庭でのケアとプロによる定期確認がセットでできない場合は、無理に導入せず、徹底したブラッシング指導に注力する方が推奨されます。

まとめ

シーラントは、子どもの状況によってはすぐに受けるのが好ましくないケースがあります。
しかし、子どもの問題を解決できれば、基本的にシーラントが向いていない子どもは存在しません。
例えば虫歯を治療したり、おとなしく治療を受けることができたり、歯科クリニックの近くに引っ越したりすれば、シーラントをおすすめできない理由はなくなります。

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