【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・予防歯科】加齢によって虫歯のリスクが高まる意外な原因

年齢を重ねると、人の身体にはさまざまな変化が生まれてきます。
例えばシワやたるみなど、外見の変化もあれば、内臓系の疾患のリスク向上など体内の変化もあります。
また加齢によって、虫歯のリスクもある程度高まるとされています。
今回は、加齢が虫歯のリスクを高める意外な原因について解説します。

目次

手指の器用さの低下

年齢とともに、指先の細かいコントロールや筋力が少しずつ衰えていくことがあります。

歯ブラシを正しい角度で歯面に当てたり、適切な力加減で小刻みに動かしたりする動作は、実は非常に繊細な手指のコントロールを必要とします。
しかし加齢によって関節の痛みが出たり、手の震えが起きたりすると、奥歯の裏側や歯の隙間といった難所にブラシの毛先を届かせることが困難になります。

また、歯間ブラシやデンタルフロスといった補助清掃用具を使いこなすことも難しくなっていきます。
その結果、口内全体の清掃効率が低下し、除去しきれなかったプラークが長期間付着し続けることで、虫歯のリスクが跳ね上がります。

歯の摩耗や微小なひび割れ

長年、毎日の食事で歯を使い続けていると、噛み合わせの面が徐々にすり減っていく摩耗や咬耗が起こります。
また、強い力での食いしばりや歯ぎしりなどの負担が長年蓄積されることで、歯のエナメル質の表面に目に見えないほどの微小なひび割れが生じることがあります。

これらの摩耗した部分やひび割れの隙間は、虫歯菌にとっては格好の隠れ家となります。
一度ひび割れの奥深くに細菌が侵入してしまうと、歯ブラシの毛先が届かないため、内部からじわじわと歯が溶かされていきます。

つまり長年の使い込みによって歯の構造自体に物理的なガタが生じることが、若い頃にはなかった虫歯の侵入経路を作ってしまうということです。

食生活や嗜好品の変化

定年退職などによるライフステージの変化は、食生活の乱れを招くことがあります。
具体的には、在宅時間が増えることで規則正しかった食事のリズムが崩れ、テレビを見ながらお茶菓子を食べるといった“だらだら食べ”の習慣がつきやすくなります。

口の中に食べ物が頻繁に入るようになると、口内が常に酸性の状態に傾いてしまいます。
通常であれば、食後に唾液が時間をかけて口内を中性にまで戻しますが、間食の頻度が高いとその修復が追いつきません。

また、のどの渇きを潤すために甘いジュースや飴を常用するようになることもあります。
こうした食習慣の変化が、虫歯菌に絶えずエサを供給することになり、発症リスクを高めます。

まとめ

年齢を重ねた方の虫歯リスクは、上記以外にもさまざまな原因で高まります。
例えば唾液の分泌量が減少することや、持病の服用薬における副作用、歯周病の進行に伴う歯肉退縮なども原因として挙げられます。
これらすべての対策を取るのはなかなか難しいですが、少しでも多く原因を把握しておくことで、高齢になっても健康な歯を維持しやすくなります。

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