間食を摂る機会が多い方は、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
こちらは口内が酸性に傾きやすかったり、プラークが滞在する時間が長くなったりするからです。
また間食は口内だけでなく、さまざまな全身のデメリットにもつながります。
今回はこちらの内容について解説します。
血管へのダメージ
間食で特に選ばれやすい甘い菓子類やスナック菓子は、糖質が非常に高く、摂取直後に血糖値を急上昇させます。
これを血糖値スパイクと呼びますが、短時間に血糖値が乱高下すると、血管の内壁を傷つけ、血管の老化を促進する原因になります。
血管への負担が蓄積すると、将来的に高血圧や心疾患などの生活習慣病のリスクが高まります。
また血糖値を下げるために膵臓からインスリンが過剰に分泌される状態が続くと、細胞がインスリンに対して鈍感になるインスリン抵抗性が生じます。
これにより、本来エネルギーとして使われるべき糖が血液中に溢れ、糖尿病の予備軍となる可能性も否定できません。
消化器官の疲弊と代謝機能の低下
本来胃腸などの消化器官は、食事の間に一定の休息時間を必要とします。
空腹の時間があることで、胃腸はぜん動運動を活発にし、残った食べカスを掃除して次の食事に備えます。
しかし頻繁に間食を摂ると、消化器官は休む間もなく働き続けなければならず、機能が疲弊してしまいます。
これにより、消化不良や胃もたれ、便秘といったトラブルが起きやすくなります。
さらに消化に常にエネルギーが割かれることで、体内の代謝に回るエネルギーが不足します。
内臓が働き詰めで疲れてくると、基礎代謝が落ち、結果として痩せにくく太りやすい体質につながってしまいます。
また腸内環境が悪化することで免疫力が低下し、風邪を引きやすくなったり、肌荒れが治りにくくなったりするなど、全身のコンディションにも悪影響を及ぼします。
糖化による“体の焦げ”と老化の進行
間食で糖分を摂りすぎると、体内の余分な糖がタンパク質と結合し、“AGEs(最終糖化産物)”という有害な物質を生成します。
これが“糖化”と呼ばれる現象で、俗に“体の焦げ”とも表現されます。
糖化が進むと、肌のハリを支えるコラーゲンが破壊され、シワやたるみ、くすみといった見た目の老化が急速に進行します。
さらに髪のツヤを失わせるだけでなく、骨の強度を弱くしたり、脳内のタンパク質に影響を与えて認知機能の低下を招いたりと、全身の老化を加速させます。
まとめ
間食の増加は、主に臓器や皮膚などの組織にダメージを与えるものです。
もちろん単純に太りやすくなることで、さまざまな全身疾患のリスクも高まるため、習慣化してしまっている方はなるべく抑えるべきです。
もし間食について他にも詳しく知りたいというのであれば、歯科クリニックの定期検診の機会に質問してみることをおすすめします。

