虫歯予防と聞いて、真っ先にブラッシングをイメージする方は多いかと思います。
またブラッシングを行う場所は基本的に洗面所であり、タイトルにある“虫歯予防とトイレの関係”と言われても、あまりピンと来ない方がほとんどでしょう。
今回は、これらにどのような関係があるのかについて解説します。
歯ブラシはトイレよりも汚い?
歯ブラシの寿命は、一般的に使い始めて1ヶ月程度とされています。
しかし、この期間を超えても同じ歯ブラシを使い続けているという方は多いです。
使い古した歯ブラシには、トイレの水の約80倍もの細菌が潜んでいる可能性があると指摘されています。
具体的には、1ヶ月以上使用した歯ブラシの細菌数は100万個以上に達することもあり、このような不衛生な状態で磨くと逆効果になります。
また歯ブラシを清潔に保つためには、定期的な交換や歯ブラシ除菌器の活用が推奨されています。
職場や外出先でのセルフケア
ブラッシングは基本的に自宅で行うものですが、お昼のブラッシングについては、職場や外出先で行うという方もいます。
また日本では、会社の昼休みに職場のトイレで、しっかり鏡を見ながら歯を磨く習慣が一般的です。
しかし、このような習慣については、特にアメリカなどの海外諸国からすると、珍しい光景とされています。
海外では、昼食後にブラッシングをするという習慣は一般的ではなく、主に朝と夜の2回が主流です。
そのため、昼食後はブラッシングの代わりに水でうがいをしたり、キシリトールガムを噛んだりして済ませるケースが多いです。
排泄と口内環境の関連性
口内の健康状態は、全身の健康や排泄に関連する症状ともリンクしています。
例えば歯周病を発症している方は、頻尿などのトイレの悩みに関連している可能性が示唆されています。
またジンジバリス菌などの歯周病菌は、腸のバリア機能を低下させ、腸内環境のバランスを崩すことも考えられます。
さらに便秘などで腸内環境が悪くなると、有害物質や悪臭ガスが発生し、血液を通じて肺から排出され、口臭が強くなります。
ちなみに腸内の悪玉菌が増えると、免疫力が低下し、歯周病や虫歯のトラブルを誘発しやすくなります。
まとめ
虫歯予防とトイレの関係と聞いてピンと来なかった方も、ここまで読んでいただければある程度理解できたかと思います。
一見関係ないように見えて、虫歯と排泄やトイレでのケアには密接な関係があります。
特に虫歯と排泄の関係については、相互に関連する疾患があることを意味しているため、なるべく多く知識を持っておいて損はありません。

