虫歯予防を徹底するためには、毎日丁寧にブラッシングをするだけでなく、歯科クリニックで専門的な定期検診を受けなければいけません。
また虫歯の発症リスクには、その人が持つ特徴も大きく関与しています。
今回は、虫歯になりにくい方が持つ意外な特徴について解説します。
タバコの煙を吸わない環境にいる
自身がタバコを吸わないのはもちろん、周囲からの受動喫煙を完全に避けて暮らしている方は虫歯になりにくいです。
タバコの煙やニコチンは、口の中の微小な血管を激しく収縮させ、歯肉への血流を悪化させるだけでなく、唾液の分泌量を著しく低下させます。
さらに、唾液に含まれる大切な免疫抗体の働きを破壊してしまいます。
煙に晒されない環境にいる方は、唾液の分泌量や質が正常に保たれ、本来備わっている免疫システムが100%機能します。
これにより虫歯菌の定着を防ぎ、プラークが硬化するのを防ぐことができます。
クリーンな空気環境を選ぶことが、口内の自浄作用を損なわずに維持する隠れた要因です。
性格が几帳面
心理学の性格5因子において、誠実性や几帳面さが高い性格の方は、虫歯リスクが劇的に低いです。
こうした方は、体調や環境の変化に敏感であり、夜遅く帰っても必ず歯を磨く、デンタルフロスをサボらないといった健康行動を毎日のルーティンとして徹底的に継続できます。
また物事を計画的に進めるのが得意なため、歯科クリニックの定期健診の予約を忘れることなく、痛みが起きる前の予防ステージで通院をこなします。
ストレスへの対処も上手なため、自律神経の乱れによる唾液減少が起きにくく、自身の行動とメンタルの両面から、高い自己管理能力によって歯の健康が守られています。
過去に抗生物質をほとんど使わずに育った
幼少期から現在に至るまで、風邪などで抗生物質を頻繁に使わずに育った方は、口内の常在菌バランスが非常に安定しています。
抗生物質は病気の原因菌だけでなく、口内を虫歯菌から守ってくれている優秀な善玉菌まで一緒に死滅させてしまいます。
過剰な薬の影響を受けずに育った口内は、多様な細菌がバランスよく共生する強固な生態系が完成しています。
この状態では、特定の虫歯菌だけが異常繁殖するスペースが物理的に存在しません。
お腹の腸内フローラと同じように、口内フローラが自然な形で最強のディフェンス陣を形成しているため、特別なケアをせずとも虫歯になりにくい体質になります。
まとめ
虫歯のリスクの高低については、その方の置かれている環境だけでなく、性格や過去の経験なども関係しています。
また虫歯になりにくい方がいるということは、言い返せば虫歯になりやすい方もいるということになります。
虫歯になりやすい方は、よほど高い虫歯予防の意識を持たなければ、すぐに虫歯が悪化してしまう傾向にあります。

