舌磨きは、歯のブラッシングと同じくらい大切な口内ケアの一つです。
歯の表面には、食べカスや細菌が多く付着していて、虫歯を予防するにはそれを丁寧に除去する必要があります。
今回は、そんな重要な舌磨きにおいて、やってはいけない行動をいくつか解説したいと思います。
乾燥した状態で磨く
カサカサに乾いた状態の舌をそのままクリーナーで擦ることは、紙やすりで肌を擦るのと同じくらい刺激が強い行為です。
舌苔は乾燥すると舌の表面に強固に張り付く性質があるため、無理に剥がそうとすると必ず出血や痛みが発生します。
ケアを始める前には、まずコップ一杯の水で口をゆすぐか、湿らせたガーゼで舌を湿らせ、汚れをふやかして浮かせることが鉄欠です。
また、市販の舌専用洗浄ジェルを使用するのも非常に効果的です。
ジェルが潤滑剤となって摩擦抵抗を減らすとともに、汚れを浮かせて包み込んでくれるため、驚くほど軽い力でスッキリと落とせるようになります。
鏡を見ずに感覚だけで磨く
洗面台の鏡を見ずに、お風呂場などでなんとなくの感覚で舌を磨くのは避けましょう。
自分の目で見ずにケアを行うと、キレイな場所を何度も無意味に擦り続けてしまったり、逆に汚れが集中している奥の方を放置してしまったりと、大きなムラが生じます。
また鏡を見ずに奥までクリーナーを入れると、不意に喉を突いてしまう危険もあります。
舌を思い切り「ベー」と突き出し、鏡で汚れの分布を確認してください。
中央の溝に溜まっているのか、左右の縁にあるのかを把握した上で、必要な箇所だけを最小限の回数でなでるのが正しいケアです。
嘔吐反射を我慢して無理に奥を磨く
舌の奥を磨こうとするとえずいてしまう嘔吐反射は、身体が喉を守ろうとする正常な反応です。
これを無理に我慢して奥まで突っ込むと、血圧が急上昇したり、喉の粘膜を傷つけたりしてしまいます。
嘔吐反射を抑えるには、いくつかのテクニックがあります。
まず、舌をこれ以上出せないというくらい思い切り前に突き出すことです。
これにより、舌の根元が前方に移動し、反射が起きにくくなります。
次に、クリーナーを舌に対して垂直に立てるのではなく、寝かせて水平に近くすることが挙げられます。
そして、息を止めずに鼻からゆっくり吐き出しながら動かすことです。
もしそれでも苦しいのであれば、無理に一番奥まで攻める必要はありません。
数日かけて少しずつ範囲を広げていけば、次第に喉が慣れて反射が起きにくくなります。
まとめ
舌磨きは、単純に舌を磨けば良いと思われがちですが、実際はそうではありません。
しっかり舌専用のブラシを使い、舌を湿らせた状態で鏡を見ながら、確実に付着している舌苔を落とすことが大切です。
また舌を磨く際の異物感が苦手な方は、磨けるようになるまで無理をせず、徐々に舌全域をキレイにできるように心掛けましょう。

