歯に付着しやすい食べ物は、日々の食事においてできるだけ避けるべきです。
このような食べ物はブラッシングの難易度を上げ、口内を酸性に傾かせる原因になります。
また歯にくっつきやすいものと言えばお餅やキャラメルなどの粘着性があるものが挙げられますが、以下のものも意外と付着しやすいため注意が必要です。
バナナ
身近な果物の中でも、特にバナナは歯にくっつきやすい性質を持っています。
バナナには豊富な果糖だけでなく、水分を保持して粘り気を出すペクチンという食物繊維が大量に含まれています。
よく噛むことでねっとりとしたクリーム状になり、歯の表面や裏側にしっかりとへばりつきます。
リンゴや梨などのシャキシャキした果物のように水分で自然に洗い流されることがなく、むしろ歯の溝に長くとどまりやすいのが特徴です。
朝食やおやつとして手軽に食べられるため人気ですが、糖分と粘り気が強いため虫歯菌の絶好の温床になります。
特に小さな子どもに与える機会も多い果物だからこそ、食べた後はそのままにせず、お茶を飲ませたりブラッシングをしたりする習慣をつけることが大切です。
ごぼう
食物繊維が豊富で噛みごたえのあるごぼうですが、この硬くて丈夫な繊維こそが歯にくっつく原因になります。
ごぼうをいくら細かく噛み砕いても、細い糸のような繊維がバラバラになり、歯と歯のわずかな隙間にガッチリと挟まり込みます。
さらに、ごぼう自体に含まれる炭水化物成分が唾液と混ざり合うことで、繊維を歯に固定する接着剤のような役割を果たしてしまいます。
そのため、一度隙間に入り込むと唾液やうがいだけでは絶対に取れません。
挟まった繊維が歯肉を圧迫して、痛みや歯周病の原因になる炎症を引き起こすこともあります。
健康のために進んで食べたい食材ですが、食後のデンタルフロスや歯間ブラシによるピンポイントのケアが必須となる盲点の一品です。
ケチャップ
調味料であるケチャップは、液体でありながら歯に非常にとどまりやすい特性を持っています。 トマトを濃縮して作られているため元々の酸度が高く、さらに大量の砂糖や果糖ブドウ糖液糖が含まれているため、独特のとろみがあります。
またフライドポテトやオムライスと一緒に口にすると、高い酸が歯の表面のエナメル質をわずかに溶かして荒らし、そこに高濃度の糖分がベタッと張り付きます。
サラサラした醤油や塩と違い、粘り気があるため唾液で自然に洗い流されにくく、口内の酸性状態を長く維持させてしまいます。
酸と糖分のダブルの作用が働くため、虫歯リスクが非常に高い調味料です。
洋食を食べた後は、水で口をゆすぐだけでもリスクを減らすことができます。
まとめ
歯にくっつきやすい食べ物は、冒頭でも触れた通り、ブラッシングを難しくする上に口内を虫歯ができやすい環境にしてしまいます。 そのため、虫歯ができやすくて悩んでいるという方は、今一度食生活を見直してみましょう。 そのような方は、知らず知らずのうちに、歯にくっつきやすいものを頻繁に摂取しているかもしれません。

