日本でもなじみ深い異国の料理の一つに、韓国料理が挙げられます。
韓国料理ブームは日本において定期的に見られ、その中には定番の料理としてすでに日本に根付いているものもあります。
しかし、韓国料理には虫歯予防の観点から見たデメリットが存在します。
今回はこちらの点について解説します。
糖分の高さ、粘着性
韓国料理の大きな魅力である、甘辛い味付けには注意が必要です。
コチュジャンやヤンニョムといった伝統的な調味料には、唐辛子のほかに砂糖や水飴、蜂蜜が多量に含まれています。
これらの糖分は、虫歯菌が酸を作り出すための直接的なエネルギー源となります。
特にヤンニョムチキンやトッポギのように、とろみのある甘いタレが絡んだ料理は、その粘着性によって歯の表面や隙間に長時間留まりやすいという特徴があります。
発酵食品の影響
キムチをはじめとする韓国の発酵食品は、健康に良い乳酸菌を豊富に含んでいますが、虫歯予防の観点では酸性度に注意を払う必要があります。
発酵が進んだキムチは乳酸によってpH値が低くなっていて、強い酸性を示します。
歯のエナメル質はpH5.5以下の酸性状態になると溶け始めるため、酸性の強い食品を頻繁に、あるいは長時間かけて摂取することは、歯の表面を脆くさせる原因となり得ます。
またキムチを単体で食べるだけでなく、チゲやクッパのようにスープとして摂取する場合、口全体が長時間酸性の環境にさらされることになります。
発酵食品の健康効果を享受しつつ歯を守るためには、食事の合間に水を飲んで口内の中和を促す、食事の時間をダラダラと長引かせないといった習慣が大切です。
硬い食材の影響
韓国料理には、トックや冷麺、乾燥させた海鮮など、弾力があり噛み応えのある食材が多く使われています。
これ自体は咀嚼回数を増やし、唾液の分泌を促すため虫歯予防にプラスの側面もありますが、デメリットとなる面も存在します。
粘り気の強いトックや冷麺の麺は、歯の複雑な溝や、詰め物・被せ物の隙間に入り込みやすく、一度入り込むと通常のうがいだけでは除去が困難です。
取り残された食べカスは、時間の経過とともに菌の温床となり、特に奥歯の溝や歯間部での虫歯を進行させるリスクを高めます。
また硬い骨付きのカルビやカニ料理などを噛む際に、歯に過度な負担がかかると、目に見えない微細な亀裂が生じることがあります。
その隙間から虫歯菌が侵入し、内部で虫歯が広がるケースもあります。
まとめ
韓国料理が好きな方は多いかと思いますが、そのような方は虫歯リスクが高くなりやすいということを理解しておきましょう。
もちろんすべての韓国料理がそうというわけではありませんが、基本的に甘辛い味付けが多い韓国料理は、虫歯菌のエサになりやすいです。
もちろん料理だけでなく、時折日本で爆発的なブームを巻き起こす韓国スイーツについても、摂取の際は注意しなければいけません。

