パンはお米と並び、日本人にとってとてもポピュラーな主食です。
毎日のように、さまざまな種類のパンを食べているという方も多いでしょう。
しかし、パンの中には虫歯リスクが高いものも存在するため、注意しなければいけません。
今回は、虫歯になりやすいパンを3つほど紹介します。
フレンチトースト
食パンに卵、牛乳、そしてたっぷりの砂糖を混ぜた液を芯まで染み込ませて焼くフレンチトーストは、口の中を長時間良くない環境に陥れます。 パンの内部までしっかりと糖分が浸透しているため、一口噛むごとに甘い糖分がジュワッと口内全体に広がります。
さらに仕上げとして、ハチミツやメイプルシロップ、粉砂糖を表面にかけることが多いです。
これが歯の表面をコーティングするように強力に付着し、虫歯菌の活動を爆発的に活性化させるエネルギー源になります。
またフレンチトーストのやわらかい食感は、歯の裏側や隙間に残りやすく、ブラッシングでも意識して磨かないと落としきれません。
口の中が長い時間ずっと酸性に傾いてしまうため、食べた直後の素早いケアが歯を守るためには不可欠です。
蒸しパン
ふんわりとしていてやわらかく、お腹に優しそうなイメージのある蒸しパンですが、歯科の観点からは警戒が必要です。
蒸しパンは生地自体に非常に多くの砂糖が使われていて、水分を含んでいてモチモチしています。
口に含むとすぐに形が崩れてペースト状になり、歯の表面や奥歯の細かい溝にのりのようにべったりと張りつく性質があります。
また噛む回数が少なく済む分、口の中を綺麗にする役割を持つ唾液の分泌が促されにくく、自然に洗い流されにくいのも大きな欠点です。
特にお子様のおやつとして人気ですが、食べた後にそのままにしておくと、あっという間に虫歯菌の温床となってしまいます。
食べた後は必ずお水やお茶を飲むか、うがいをする習慣をつけましょう。
揚げパン
給食などで昔から根強い人気を誇る揚げパンやドーナツは、油・砂糖・炭水化物が三位一体となった、非常に虫歯を誘発しやすい危険なパンです。
パンを油で揚げることで表面に油の膜ができ、その上にまぶされた砂糖やシナモンシュガーが強力に固定されています。
食べた時にこの砂糖と油が混ざり合ったカスが歯にへばりつき、唾液による自然な洗浄作用を妨げてしまいます。
さらに、油分のおかげで糖分が歯の表面に長時間密着するため、口内を強力な酸性状態へ導くリスクがあります。
サクッとした食感でついつい早く食べてしまいがちですが、口内へのダメージは想像以上です。
食べた後はすぐに歯を磨くか、せめてお水で強めにブクブクうがいをする必要があります。
まとめ
今回紹介したもの以外でも、ジャムパンやチョコ系のパン、メロンパンやクリームパンなどの甘いパンは、基本的に虫歯のリスクが高いです。 そのため、毎日のように何個も摂取する食習慣は、虫歯予防の観点からはおすすめできません。 食べすぎている自覚がある方は摂取量を減らし、ブラッシングなどの予防策を徹底することが推奨されます。

