虫歯予防を行うためには、丁寧なブラッシングだけでなく、食生活の改善も必要です。
また日本では、虫歯予防に良い食品として乳製品や魚類、海藻類などが推奨されることが多いですが、海外ではどのような食品が食べられているのでしょうか?
今回は、日本人にとって馴染みが薄いものを中心に紹介します。
フムス
フムスは、中東原産で欧米でも健康的なディップとして完全に定着しているペーストです。 主な原料はひよこ豆やタヒニ(練り胡麻)、オリーブオイルやレモン、ニンニクです。
主成分であるひよこ豆とタヒニには、歯を構成する二大ミネラルであるカルシウムとリンが驚くほど豊富に含まれています。
この2つの成分が理想的なバランスで含まれているため、酸で溶けかけた歯のエナメル質を強力に再石灰化します。
またフムスは砂糖を一切使わないため、虫歯菌の栄養源になりません。
海外では、セロリやニンジンなどの野菜スティックにこのフムスをたっぷりつけて食べるのが、最強の虫歯予防おやつとして定番です。
カッテージチーズ
日本ではあまり日常的に大量消費されないカッテージチーズですが、欧米ではダイエットやデンタルケアの定番軽食です。
カッテージチーズは熟成させないフレッシュチーズの一種で、糖質が極めて低く、歯のエナメル質を強固にするカゼインというタンパク質とカルシウムが凝縮されています。
カゼインは歯の表面に目に見えないバリアを張り、酸がエナメル質を溶かすのを防ぐ効果があります。
また、カッテージチーズを食べると口内が酸性からアルカリ性に傾くため、虫歯菌が活動しにくい環境を瞬時に作り出すことができます。
海外では朝食の際トーストに塗ったり、パプリカなどの硬い野菜に詰めてスナック代わりに食べたりすることで、手軽に歯のセルフケアを行っています。
ケール
欧米のスーパーではどこでも山積みにされているケールは、日本では青汁の原料として知られるものの、生のまま食べる機会は少ない野菜です。
ケールは“葉物野菜の王様”と呼ばれるほど栄養価が高く、特にカルシウムの含有量は野菜の中でもトップクラスです。
さらに、健康な歯茎を維持し、出血や炎症を防ぐために必要なビタミンKやビタミンCも大量に含まれています。
また生のケールは非常に硬く、ゴワゴワとした質感があるため、サラダとして食べる際には非常に多くの咀嚼が必要です。
この激しい咀嚼が歯の表面の汚れを削ぎ落とし、同時に唾液を大量に分泌させるため、口内をクリーンに保つ強力な虫歯予防食品になります。
まとめ
海外には、日本よりも虫歯予防の意識が高い国が数多くあります。 特にヨーロッパはその傾向が顕著であり、もちろん前述したような食べ物による食生活の改善も積極的に行われています。 日本はまだまだ予防歯科の意識が低い傾向にあるため、誰もが今一度、食事の内容を見直すことを検討すべきです。 もちろん、歯科クリニックにも積極的に通わなければいけません。

