【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で歯周病治療】歯石取りをセルフで行うことの意外なデメリット

歯石取りはスケーリングとも呼ばれるもので、専用の器具を使用し、口内に付着した歯石を取り除く処置です。
基本的な歯周病治療として採用されることが多いですが、こちらは自宅でのブラッシングのように、個人で行うことは推奨されていません。
今回は、歯石取りをセルフで行う意外なデメリットを解説します。

目次

金属アレルギーの発生や悪化

市販されている安価な海外製のスケーラーや工具の中には、成分表示が不透明でアレルギーを引き起こしやすい安価な金属が使用されているケースが多々あります。 これらを口の中に入れ、さらに歯茎を傷つけて出血させながら使用すると、削れた金属の微細な粒子が体内の血液中に直接、大量に溶け出すことになります。

これが引き金となり、それまで何ともなかった人が突然深刻な金属アレルギーを発症することがあります。

一度発症すると、口の中だけでなく、全身の皮膚に原因不明の激しい湿疹や水疱ができたり、将来的に安全な保険診療を受けられなくなったりする不利益を被ります。

審美性の崩壊

歯と歯の間の隙間を埋めている三角形の健康な歯茎を、歯間乳頭と呼びます。 セルフ歯石取りでこの部分に器具を何度も突き刺したり、強い圧迫を与えたりすると、繊細な毛細血管が破壊されて歯茎の組織が壊死し、急激に縮んで消失してしまいます。

その結果、歯と歯の間にポッカリと黒い三角形の隙間ができるブラックトライアングルという現象が起きます。

これは見た目が非常に老けて見えるだけでなく、喋る時に空気が漏れて発音がフガフガと不明瞭になったり、食事のたびに食べカスが詰まったりする原因になります。

また一度失われた歯間乳頭を元の綺麗な形に再生させることは、高度な歯周形成外科手術でも極めて困難な難手術となります。

医療過誤による保証が効かない

歯科クリニックでの治療中に万が一、歯が折れたり歯茎が傷ついたりした場合は、歯科医師賠償責任保険などにより、その後の修復治療や再治療の費用が補償されます。

しかしセルフ歯石取りによって自ら歯を破壊したり、詰め物を傷つけて脱落させたり、救急搬送されるような大怪我を負ったりした場合、それはすべて自己責任とみなされます。
当然いかなる賠償も受けられず、それどころか自傷行為による怪我と判断された場合、その後のリカバリー治療に数十万〜数百万円という莫大な費用がかかります。

節約のために始めた行為が、人生最大の出費を招くリスクになります。

まとめ

歯石取りは、冒頭で触れた通り立派な医療行為であるため、患者さん自身で除去することは絶対にNGです。 仮に器具を使って歯石の一部が除去できたとしても、歯や歯茎に影響を及ぼさないほどキレイに除去することはできません。 中途半端に取り除いても意味がないため、歯科クリニックで徹底的にキレイにしてもらうことをおすすめします。

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